正月に読んだ本

どすこい。 (集英社文庫)

どすこい。 (集英社文庫)

ルー=ガルー (トクマ・ノベルズ)

ルー=ガルー (トクマ・ノベルズ)

たかが一週間程度田舎に帰るだけなのに分厚い本何冊も持っていくこたぁないとおもうのだが、活字中毒者の性か、「読む本がない」ということへのいい知れない恐怖と「こんなときでもなきゃ読めないから」という感覚から、今年もまた本を詰め込んだ重たいカバン抱えて田舎との間を往復して来たのであった。実際には本は寝る前にナイトキャップ代わりに読むぐらいで、田舎ではヒマな時間は寝てるかテレビ見てるか(普段はしない)ゲームでもしてるか、という感じで過ごすのであるが。
「どすこい。」は、「(仮)」と「(安)」をスルーして文庫になってから初めて読んだのであるが、バカ小説はバカ小説なのだがきっちり京極夏彦であった。緻密な構成と仕掛けにはいささかも手を抜かず、全力で命がけでバカやってる。すごい。