ああ偉大なる国民よ(笑)

今や無駄な広告メールの代名詞となった「スパム」。この名前がアメリカ製のランチョンミートの缶詰に由来し、「モンティ・パイソン」のコントによって有名になったということは、一部ではよく知られているであろう。
最近は日本でもその「スパム」の缶詰は比較的よく見かけるようになったが、勘違いしないように。あれは決して「おしゃれなフード」ではない。ヘルシーでもローファットでもローカーボでもない。もちろんスローフードとかそんなものではない。むちゃくちゃに安っぽくて貧乏臭くて食べていると何となく情けないような気がして来て、それでいてなぜかアイデンティティの一部にその味が刻み込まれているような、「イワシの蒲焼きの缶詰」とか「魚肉ソーセージ」とか「ツナ缶」とかそういう感じのものだ。
で、どうやらアメリカには熱狂的なスパム・ファンという人種が存在するらしい。毎年販売元のホーメル社の主催で「スパム料理コンテスト」とかが開かれているようなのだ。

http://www.spam.com/es/es_ci.htm

ホーメル社のサイトにいくと、スパムを使ったレシピ集なんかもあるのだが、眺めていると「そこまでしてスパム食いたいか」とつい言いたくなる。とりあえず「パンケーキにスパム入れて焼く」というのはどうかと思う。
ちなみに2003年度全米スパムレシピコンテスト最優秀作がこれだ。

http://www.spam.com/es/03_Grand_Prize_Winner_Adult.htm