カルロス・クライバー死去

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000001-kyodo-ent
がーーん……。
ここ十何年か、ほとんど演奏会にも出てこなくなっていたし、どっか悪いのかなと思っていたけど…。何となく「若手」というイメージだったけど、もう結構歳だったのだなあ。
録音はごく少ないものの、ベートーベンの「第4」「第5」「第7」、ワーグナーの「トリスタン」など、残した録音はそのほとんどがその曲の演奏の最高峰に位置する名盤になった。きっと今年の後半から、様々な海賊版の録音が「発掘」されることだろう。巨匠の時代に遅れてきたクラシックファンである私が、フルトヴェングラーワルタートスカニーニクナッパーツブッシュ、そして彼の父エーリッヒ・クライバーらがいた時代をうらやましく思ったように、後世の人は「かつてカルロス・クライバーがいた時代」をうらやましく思うに違いない。
一人の「カリスマ」が、天界のミューズの神殿に召されていった…。