愛用文具録

ちょっと、愛用している文房具について書いておきたいと思う。

ドイツの筆記具メーカー、ロットリング製の多色ボールペン+シャープペンシル。黒&赤ボールペンと0.5mmシャープペンシルに蛍光オレンジのマーカーが付属する。
多色ボールペンは、とりあえず一本持っていると何かと便利である。
多色ボールペンは芯出し機能で二種類に分けられる。一つは各色ごとに独立したノックパーツをノックして芯を出すもの、もう一つは胴体自体を回転させて色を示すマークを上にしてノックすることで芯を出すもの。ロットリングフォーインワンは後者の機能を持つ。
それぞれ一長一短ある。独立型は確実に出したい芯を出せる点で有利だが、反面デザインがどうしても野暮ったくなり、また複数のノックパーツを格納するために胴体全体が太めになる。一方回転型は外見的には単色ボールペンとほとんど変わらずスマートであるが、時々出したい芯が出ないことがある。また、使っているうちにマーク部が磨耗してしまうとどこを向けてノックすればいいか分からなくなってしまうおそれがある。
多色ボールペンとはいえ、日常的には黒と赤の二色があればほとんど不自由はない。それに加え、後で消す必要がある場合に備えてペンシルがついていればほぼ十分である。フォーインワンには青を加えた3色+ペンシルのモデルもあるが、私は資料やコピーを読みながらチェックする場合の便利さを考えてマーカー付きモデルを使っている。
このモデルには適度な重量とグリップ感があり、筆記時には無理なく十分な筆圧がかけられる。握った感じは高級感よりはむしろ「実用的な道具」という感じで、仕事で使う場合によけいなことを考えずに自然に手になじむ感じがする。
難を言えば、多色ペンに付属するペンシルすべてに共通する点だが、ペンシルがやや使いづらい。芯が2本程度しか収納できないので頻繁に使う場合すぐに芯が減ってしまう。また、使用中に芯が途中で折れやすい点も気になる。
あと、マーカーがオレンジしか用意されていないのもやや不満が残る。できたら赤、黄、緑などの色も用意してもらえるといいのだが。
愛用の文具はまだまだあるので、今後も時々書かせていただこうと思う。